外国人住民が増加している大分県中津市にて、2025年7月26日、市内の小中学校の教員らがイスラム文化への理解を深めるため、市内の礼拝施設「中津モスク」を訪問・見学しました。

この見学会では、参加者たちがまずイスラム教徒による日没後の礼拝の様子を見学。その後、モスクを運営する「別府ムスリム教会」代表のカーン・ムハマド・タヒル・アバス氏が登壇し、イスラム教における1日5回の礼拝の重要性などについて説明しました。

教員からの「学校内で礼拝の場所を設けるにはどうすればよいか」との質問に対し、タヒル氏は「清潔な場所であれば礼拝は可能です」と応じました。

中津市によると、2025年6月末時点で市内には2,300人を超える外国人住民が居住しており、その中にはイスラム教を信仰する家庭の子どもも含まれており、公立の小中学校に通うケースが増えています。

今回の見学会を企画した教員の一人である外園孝子さん(市内小学校勤務)は、「互いの文化について知らなかったことを知る機会となり、理解につながったと感じます」と語りました。